トヨタ、波乱のレースに沈む
スペインGP - トヨタ - 決勝
| 14/05/07 03:23 |
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2007年5月13日(日)(スペイン・バルセロナ発)
F1選手権第4戦スペインGPの決勝レースがスペイン・バルセロナ近郊のカタルニア・サーキットで行われた。決勝レースは、気温29度、路面温度48度、湿度44%の下で午後2時にスタートを迎えた。
しかし、予選で6番手の好グリッドを確保していたヤルノ・トゥルーリは、スタートを前にフォーメーションラップを終え、スターティンググリッドに整列したものの、燃圧の不調からエンジンがストップ。このため、フォーメーションラップがもう一度行われ、決勝レースは65周に短縮されたが、ヤルノ・トゥルーリはピットスタートとなってしまった。
最後尾から追い上げを試みたヤルノ・トゥルーリであったが、燃圧の不調は改善せず、8周でリタイアを余儀なくされた。
一方、予選17番手と不本意なグリッドからのスタートとなったラルフ・シューマッハは、スタート直後の混乱で後方から接触され、ダメージをチェックするために1周目にピットイン。やはり最後尾からの追い上げを余儀なくされた。その後、ダメージを受けたリアウイングのために最高速が伸びない状況にもかかわらず、トップ10内のライバル勢と同等のタイムで周回を重ね、リタイアの多発する荒れたレースでポジションアップを目指したが、46周目にノーズコーンが緩むトラブルに見舞われピットイン。そのままリタイアとなってしまった。
ここまで3戦連続でポイント獲得を果たして来たパナソニック・トヨタ・レーシングだったが、4戦目にして2台共にリタイアという厳しい結果に終わり、2週間後に控える第5戦モナコGPで雪辱を果たすべく、今週フランスのポール・リカール・サーキットでテストを行い、体制を整える。
ラルフ・シューマッハ : カー・ナンバー11 シャシー: TF107/05
決勝 : リタイア 44周/65周 タイヤ選択:ソフト/ソフト
グリッド : 17番手
「またしても私にとっては厳しい週末になってしまった。スタートは問題なく、2つポジションを上げることができた。やや強引ではあったが、私がいたグリッドから考えれば予想出来る結果であった。その後、第10ターンで、後方から接触されるという不運が待っていた。私はすぐにピットインし、ダメージをチェックしたが、レース続行は可能だった。そこからのレースは順調で、少なくとも力強いペースを維持することができたが、残念ながらフロントノーズ部分が緩んでしまったためにリタイアを余儀なくされてしまった。われわれのTF107は改善されたが、今日の結果は本来居るべきポジションからは遠い。さらにわれわれはハードな作業を続けなくてはならない」
ヤルノ・トゥルーリ : カー・ナンバー12 シャシー: TF107/04
決勝 : リタイア 8周/65周 タイヤ選択:ソフト
グリッド : 6番手
「今日のような日もある。不運にもフォーメーションラップの最後、私がスターティンググリッドへ向かっている時に、燃圧の問題でエンジンが止まってしまった。それは私が6番手グリッドを失い、ピットスタートを余儀なくされるということを意味していた。とはいえ、われわれは高回転域を用いてエンジンを再び使用することができ、数周は順調に走行出来たように見えた。しかし、結局この問題は、レースを継続するには厳しいもので、リタイアを余儀なくされてしまった。このような類のことはモーターレーシングでは起こりうることだが、予選で好ポジションを獲得し、今日は好位置でレースを戦えるはずだっただけに残念だ。われわれはこの週末、進歩を遂げたが、今季初めてポイントを獲得出来ずにレースを終えることとなってしまった。これからもパフォーマンスと信頼性の両方を改善するためにハードな努力を続けなくてはならない」
新居章年 : 技術コーディネーション担当ディレクター
「残念の一言に尽きる。今季最高のグリッドからのスタートで、チームの期待も大きかっただけに、本当に残念だ。ヤルノ・トゥルーリは燃圧の、そしてラルフ・シューマッハはメカニカルなトラブルでリタイアせざるを得なかった。しかし、車両性能が上がって来ていることは間違いなく、モナコGPに向け、新しいパーツも用意している。信頼性のある車両を準備して、巻き返しを図りたい」
冨田務 : TMG会長 兼 チーム代表
「2台共に完走が果たせなかったという結果には本当に落胆している。ヤルノ・トゥルーリは予選で素晴らしい走りを見せてくれたが、今日の決勝レースのスタート直前に彼は燃料系の不調に見舞われてしまった。燃料の圧力が不安定になり、それはエンジンが適切に動作していなかったことを意味していた。ラルフ・シューマッハは好スタートを切り、A.ブルツ(ウィリアムズ)に後方から接触されるまではさらに上位を狙っていた。彼は車両チェックのためにピットインを余儀なくされたが、それからは、リアウイング左の翼端板にダメージを受け、最高速が落ちていたことを考えれば、良いペースで走行を重ねていた。しかし、その後、クラッシュが間接的な原因と考えられるトラブルでレースを終えざるを得なかった。40周目を越えた後、彼のTF107のノーズが緩くなったが、なぜ緩んだのかはこれから調査しなくてはならない。今日の結果についてただひとつ言えることは、とにかくこれらのトラブルがすべて一度に起こってしまったということだ。今回の肯定的な点としては、トップチームと同じ戦略を見いだせたということと、励みになったヤルノ・トゥルーリの予選でのパフォーマンスであった。われわれはさらなるアップグレードを施したTF107とともに次戦モナコGPへと臨むが、より好結果の週末になることを期待している」
(トヨタ自動車 プレスリリースより)
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