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アロンソ、ポールポジションをはく奪される!
5グリッド降格処分を受けるアロンソ
05/08/07 20:55
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ポールポジション獲得の喜びもつかの間・・・
5日(日)にハンガリーのハンガロリンクで行われるハンガリーGP決勝レースでは、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)に代わってポールポジションからスタートを切ることが決定した。マクラーレンのチームメート同士で予選中に生じた不可解な事態をFIAのスチュワードが審議し、決断を下している。
またマクラーレンは、今回のハンガリーGPでポイントを獲得したとしても、コンストラクターズポイントを剥奪されるという処分を受けることになる。ドライバーズポイントは剥奪の対象にはならない。
FIAのオフィシャルは、ポールポジションを獲ったアロンソが最後のタイムアタックに臨む前のピットで30秒間ほどハミルトンの前で待機したことについて調査した。
その30秒のピットストップにより、ハミルトンは再びコースインしてもタイムアタックをすることができなくなり、自らのタイムを更新することやアロンソの最速タイムを上回る可能性が遮断されてしまったのだ。
FIAスチュワードによる熟考の末、アロンソとマクラーレンはハミルトンに対する不適切な行為によって有罪という判断が下された。
マクラーレンはアロンソをピットで20秒間とどまらせたことについて、アロンソをトラフィックの邪魔にならないスペースを見つけてコースに送り出すチャンスを探すためだと説明。
しかしその当時、コース上にはたった1台のみしか走行していないという事実が確認され、FIAスチュワードはマクラーレン側の説明を退けたのだ。
スチュワードはマクラーレンの代表、ロン・デニスへの声明として
「予選終了間際数分間でのチームの行動は、相手ドライバー(ハミルトン)の利益、そしてF1のモータースポーツとしての利益に害を与えると判断した」
と発表。
またアロンソは、ピットストップで20秒間待機した後にタイヤ選択を迷っていたためにさらに10秒間ピットから離れなかった、という説明をしたが、その説明もまた退けられている。
スチュワードは公式声明の中で、
「スチュワードはアロンソが必要以上にハミルトンを妨げたと判断し、アロンソのグリッド位置を5つ降格させるという処分を下す」
と発表した。
アロンソの5グリッド降格処分についてはルール上異議を申し立てることはできないことになっているが、マクラーレンはコンストラクターズポイントを剥奪されるという処分に対しては異議申し立てを行うことが可能だ。
この処分により、ポールポジションにはチャンピオンシップリーダーのハミルトンがつけ、2番グリッドにはニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)が位置することになる。セカンドローにはキミ・ライコネン(フェラーリ)とニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)、そして5番グリッドにはラルフ・シューマッハ(トヨタ)、その隣の6番グリッドにアロンソがつけることになった。
4日(土)の午前中、デニスはハミルトンに対し、チームオーダーは許さないと話して叱責していたようだ。そしてアロンソと彼のエンジニアたちは、ハミルトンがすでに決めた戦略について文句を言っているために、自らの戦略を秘密にしていた、ということも明らかになっている。
「2人の速いドライバーと契約しているというのは本当に難しい状況を生み出すんだ」
と語るデニスはさらに、
「チームには大きなプレッシャーがかけられている。われわれは秘密などを設けない。2人ともとても競争力があるし、どちらも勝利を狙っている。だからわれわれは彼らのプレッシャーを考え、バランスを取るために一生懸命になっているんだ」
と明らかにしている。
土曜日の予選では、最後のピットストップをアロンソがハミルトンよりも先に行うことが決まっていた。しかし22歳のハミルトンは、予選Q3序盤のバーンアウト中にアロンソを前に行かせるようにとのチームの指示に従わなかったのだ。この混乱によって、ハミルトンはアロンソの最速タイムを更新するために出て行った最後のタイムアタックを制限時間内に行うことができなくなった、とデニスは説明している。
デニスは
「(バーンアウト中)ルイスはスローダウンしてフェルナンドを先に行かせなければいけなかったが、彼はそうしなかった。ルイスはプッシュしたんだ」
と説明。さらに
「今回はアロンソにアドバンテージを与える番であり、彼がバーンアウトをより長く行うことになっていた。われわれはピットレーンで見守っていたが、バーンアウトの1周目でルイスはフェルナンドに先を譲るという取り決めになっていた。だが取り決めどおりの事が行われなかったんだ。その出来事は残念なことだったし、ピットウォールでは若干の緊張が走ったよ」
とコメントしている。
さらに
「その時点からコース上ではずっと取り決めとは異なったポジションでバーンアウトが展開され、それは最初のピットストップにも影響した。状況はとても難しく、最終的にルイスは最後のタイムアタックを行うことができなくなってしまったんだ」
とデニスは発言した。
一方のハミルトンは彼自身がピットからの指示に従わなかったことを認めているが、もう1周タイムアタックを行う時間は十分のあったはずだと感じているようだ。
「僕はポジションを変更することによって僕自身のチャンスを失いたくなかった。キミに抜かされてポジションを奪われてしまうことも望んではいなかった。その後僕は最後のタイムアタックをすることができなかった。僕らには意見の相違があった。僕はチームの指示に賛成できず、チームが望んでいたようにはできなかったんだ」
【事実関係】
●予選Q3セッション残り時間2分14秒の時点でアロンソはピットで作業を開始した。
●マシンは調整され、ジャッキを下ろされたのは残り時間2分8秒の時点だった。ドライバーに指示を伝えるロリポップマンは残り1分50秒の時点で“スタートをする準備をしろ”の表示を出した。その時ハミルトンはアロンソの後方で待機していた。その2秒後(残り時間1分48秒)にロリポップマンはアロンソにスタートの指示を出した。
●その11秒後、アロンソはピットを離れた(残り時間は1分37秒)。そしてハミルトンが作業に入った。ハミルトンがピットを離れたのは残り時間1分26秒になってからで、もう1度タイムアタックを行う時間はすでに残されていなかった・・・
E.A.
Source AFP
Kei Tanaka
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