
Zoom
厳しい裁定を受けることになったデニス
|
マクラーレンとフェラーリの間に巻き起こったスパイ疑惑に関して13日(木)、フランス・パリで行われた世界モータースポーツ評議会から裁定が下った。その結果として、
マクラーレンに対しては今シーズンのこれまでのコンストラクターズポイント剥奪が決定、さらに残りのレースでコンストラクターズポイントを付与しないということになった。さらにFIAは、マクラーレンに対して1億ドル(約115億円)の罰金支払いを課している。
気になるドライバーズチャンピオンシップに関しては、今のところポイント剥奪などの措置をとるという決定は下されていない。しかしマクラーレンのドライバーが戦っているマシンが、今回チームが行ったという裁定が下ったスパイ疑惑によって恩恵を受けていることは間違いないことである。よって、マクラーレンが新たな証拠を提出する可能性も踏まえて、現時点ではルイス・ハミルトンとフェルナンド・アロンソに対して、ドライバーズポイントを剥奪するとの決定は下されていないが、今後の展開次第ではその可能性は十分にあると見て良いだろう。
世界モータースポーツ評議会が何時間にもわたって議論した後に下した裁定は以下のとおり。
「世界モータースポーツ評議会はマクラーレン・メルセデスが2007年F1世界選手権シリーズで獲得したコンストラクターズポイントを剥奪、さらに残りのシーズンにおいて同チームがコンストラクターズポイントを獲得できないという裁定を下した。さらに、チームはこれまでのポイント獲得によって得た利益と同等の罰金1億ドル(約115億円)を支払わなければいけない」
この裁定により、現時点でコンストラクターズ1位となったのはこれまで143ポイントを獲得しているフェラーリということになり、2位のBMWザウバーに57ポイント差をつけているということになった。そのフェラーリは今回の裁定に対して以下のようなコメントを発表している。
「今回提出された新しい証拠を考慮すると、事実やチームとしての重要な振舞い、そしてF1というスポーツの利益に対してはなはだしく害を与えたことがわかる。フェラーリは真実が明らかになったことに満足している」
今回の審議にはハミルトンやマイク・コフラン、そしてロス・ブラウンの姿もあった。
FIAはマクラーレンに対し、チームとして今回の結果について説明を求め、上訴することができると示してもいる。その期限は14日(金)だ。
また世界モータースポーツ評議会は、マクラーレンが2008年のマシンについてもフェラーリの知的所有権が存在していないことを証明できなければ、今年12月に再び行われる審議の中で、2008年のコンストラクターズチャンピオンシップからマクラーレンを除外する可能性もあると示唆している。
E.A.
Source AFP
RACING-LIVE JAPAN