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技術的観点から見たF2008
2009年以降をも視野に入れた開発体制
07/01/08 14:55


Photo F1-Live.com

Zoom
新シーズンの戦闘準備を整えるフェラーリ

2008年シーズンを戦うF2008の最新スペックが、オペレーションズディレクターのマリオ・アルモンド、テクニカルディレクターのアルド・コスタ、エンジンとエレクトロニクスディレクターのジル・シモンらによって紹介された。

マラネロ発のこの新しいシングルシーターの特徴を尋ねられたアルド・コスタは次のように語っている。「F2007では、主に空力に力を入れていた。この点では2007年シーズンとまったく異なっているものの、F2007と同一のエレメントもいくらか残されている。だが、空力的な外観は全てアップデートされた。ボディはさらに絞り込まれており、エンジンカバーは効率の改善と、モンテカルロやハンガリー、カナダなどで見られたいくつかの問題を解消するために、異なる輪郭を持っている。また、エレクトロニクスとコントロールシステムにおいても、大幅な変更を行った。今年は、統合化されたセントラルシステムとMESを使用しなければならない。そのため、マシンのエレクトロニックレイアウトを見直さなければならず、ドライバーの手を全く借りずに、トラクションコントロールやその他のコントロールを構成しなければならなかった。今年、4戦にわたって使用しなければならなくなるギアボックスについては力を入れている。寿命を延ばすために寸法を変えた。さらに、マシン全体の耐用期間を高めるためにサスペンションも見直している」

ジル・シモンからは、エンジンとエレクトロニクス管理の統合について説明があった。「この新しい仕組みは、マシンから発生したエネルギーを再利用するキネティックシステムが開発される2009年以降を見越して作られている。今年はこの点に多くの時間を費やしていくことになるだろう。2つの部門を統合することは必要な作業だ。作業の内外で数多くのテストを実施していく。エンジンの開発が禁止されてから、すでに2年。エンジンは2008年3月で完成型となり、承認を受けることになる。われわれが実際に行ったのは、シリンダーより上に位置しているすべてのものを見直すことだった。具体的にはインレット部分やオイルの改良といった点だ。また昨冬、シェルと協力して新しいタイプの燃料開発に成功した。2008年の規定では、燃料に含まれるバイ‐コンポーネントは5.75%までと定められている。すでに来週のヘレステストから、バイオ燃料の使用を開始することになっている」

マリオ・アルモンドはオペレーションズ・ディレクターとして、組織運営について語った。「ハイテクのこの世界で、私の役目はかなり伝統的なものだ。フェラーリにおいてそれは、プランニングに含まれないテクニカルな部分の管理を意味する。ロジスティックスや作業・支出の戦略的計画、レーストラックの管理とさまざまな仕入れ作業、パートナーたちのテクニカル、テクノロジカルな計画的開発といったものだ。また来年は、フェラーリとのコラボレーションがスタートするA1GPの運営という仕事もある。われわれにとってこのチャンピオンシップのスタートは、極東でのわれわれのブランドを強化する可能性を持った素晴らしいビジネスチャンスとなるだろう」

F2008のF1マシンとしてのパフォーマンスレベルについて、コスタは次のように述べた。「空力の進化は実に素晴らしいものだ。ルールの安定性という観点では4年目を迎えているわけだが、チームは見事な働きをみせ、更なる進歩を成し遂げることができた。他チームを見ていない以上、まだわれわれのマシンには隠された特徴が多くあるとしか言えないが、それが信頼性とパフォーマンスという形で表れることを期待している」

ここで、あるジャーナリストが2008年ギアボックスのシームレステクノロジーに更なる改良が行われるのかどうかという質問を投げかけた。ハードウェアを担当し、コードを知っている者にアドバンテージがあると考えられる部分だが、コスタは次のように答えた。「スローダウンするつもりはない。われわれは2007年レベルのパフォーマンスを維持したいと考えている。シームレスシステムについては、さらに開発を進めていきたい。重量やサイズを小さくしながら、4レース戦えるギアボックスを作る必要がある。このためギアチェンジについては、ドライバーに任される部分が増えることになるだろう」

マリオ・アルモンドには、今後どの程度の改良がF2008に予定されているのかという質問があった。「2007年は4回、マシンの大幅な開発が行われ、各レースのそれぞれのレーストラックごとに多くのマイナー開発が行われた。ここではシミュレーションと風洞が非常に重要になるが、テストもまた、作業の中で重要な役割を果たすことになる。最初のグランプリから、開発についてはまっすぐな方向性を持ち、一つのサーキットで起きるすべてのトラブルを解消できるよう努めたい」

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Ferrari
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